懐かしいタラコ色の車両。JR岩徳線ゆったりローカル旅
風情や歴史を感じさせる列車旅
■岩徳線のノスタルジックな旅へ
5月中旬に山口へ向かう途中、それまで乗ったことのなかったJR岩徳(がんとく)線経由で旅をすることにした。そのため、敢えて広島駅で山陽新幹線「のぞみ」から下車。山陽本線のレッドウィング(新型電車)で岩国をめざした。
岩国駅の1番線が岩徳線のりばだった。ほかの2つのホームは山陽本線の電車が発着するため架線が張られているものの、1番線は岩徳線専用のためか架線が張られておらず、上空はすっきりしている。待っていると、徳山方面にある車両基地から2両編成のディーゼルカーがホームに入ってきた。旧国鉄形のキハ47形で懐かしいタラコ色である。ノスタルジックな旅となりそうだ。ボックス席の窓側に座り、発車を待った。